調剤報酬改定


昨日はインスタライブのご視聴ありがとうございます。

今回は「調剤報酬改定」についてのお話しで、30分ほどライブ配信させていただきました。

今後も皆さまと一緒に勉強していけたら嬉しいです。

2024年2月14日の中央社会保険医療協議会の総会において、2024年度の調剤報酬改定が答申されました。

薬局で支払うお会計は、厚生労働省が定める「調剤報酬点数」という1点=10円の点数からなり、お薬自体の費用以外にもさまざまな項目が組み合わさって計算されています。

調剤報酬は調剤基本料、薬学管理料、薬剤料、特定保健医療材料料とさらに細分化されますが、社会情勢や経済状況に応じてこうした構成そのものの見直しや、細かな調剤報酬点数の調整などを行うのが「調剤報酬改定」です。

これまでは4月1日に実施されていた診療報酬改定ですが、初めて2か月後ろ倒しでの6月1日施行となります。

診療報酬改定に伴いさまざまな業務が集中的に発生し、医療機関や薬局などで改定作業がひっ迫することが問題となっており、このような負担の軽減を目的に施行日が後ろ倒しとなりました。

2024年6月1日の施行に際して、調剤薬局で働く薬剤師や調剤事務の方々は内容の把握や改定に向けた準備を進めていくことが求められています。

薬価改定に関しては変わらず2024年4月1日に施行されます。

4月からは薬価改定によって、6月からは調剤報酬改定によって、患者さまのお会計の内容がころころと変わることになります。

時期がずれて施行されるため変化するお会計について混乱される患者さまに説明をする機会もあるかもしれません。

わたしたちも勉強を重ねながら、患者さまにより良い医療サービスを提供するために努めてまいります。

それでは、また次の更新をお楽しみに。


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