鴨が葱を背負ってくる


鴨鍋をいただきました。

鴨の肉はまろやかな口あたりで、消化されやすくもたれません。

牛、豚、鶏に比べてビタミンB群や鉄分が豊富で、健康や美容に良いとされることから、鴨肉はビューティーミートと呼ばれることもあります。

体脂肪になりにくい

まず、他の肉と違うのは脂の質。

鴨の脂は肉類なのに常温で固まりにくいのが特徴です。

冷めた牛肉や豚肉に、白い脂のかたまりを見たことはありますか?

鴨肉は冷めても白い脂のかたまりができません。

牛肉、豚肉、鶏肉と比べて脂肪の融点(脂の溶け始める温度)が低く、人の体温よりも低い温度で溶けるため、鴨肉の脂肪は体に蓄積されにくいとされています。

また、血中の中性脂肪を減らしてコレステロール値を調節する働きもあるので、血液がサラサラになり、血栓や動脈硬化など生活習慣病を防ぐ効果があります。

鴨肉のビタミンB2は鶏肉の4倍

特にビタミンB1とビタミンB2が豊富です。

鴨肉に含まれているビタミンB群は、疲労回復効果があったり、肌や髪、爪などを強く美しく保つ効果があります。

鴨肉の鉄分は鶏肉の6倍

鉄分が不足することでまず思い浮かぶのは、貧血。

鉄は血液中のヘモグロビンをつくるのに必要な材料です。

ヘモグロビンはわたしたちの全身へと酸素を運んでいるため、鉄分が不足してヘモグロビンがつくれなくなると、体内が酸欠状態となります。

その結果、顔色が悪くなったり、息切れや頭痛、だるさなど貧血の症状が起こりやすくなります。

鴨肉には体に吸収しやすい鉄分が含まれているため、貧血の予防・改善に対する効果が期待できます。

鉄分が豊富なことで代表的なレバーが苦手という人にもおすすめです。

意外なことに、鉄分は美容にも関係しています。

肌の弾力やうるおいを保つ役割があるコラーゲンをつくるには、たんぱく質とビタミンC、そして鉄が必要です。

コラーゲンが少なくなると、肌のハリがなくなり、シワやたるみができやすくなるため、鉄分を補うことは健康の維持、さらには抗老化に繋がります。

栄養の吸収率をあげる

鴨肉はどんな野菜にも合いますが、特に「カモネギ」の組み合わせは味だけでなく、栄養的にも相性が良いです。

鴨肉のたんぱく質とネギのビタミンCが鉄の吸収を、ネギの辛味成分であるアリシンがビタミンB1の吸収を促します。

これらのビタミンは水溶性のため、〆には鴨肉と野菜の旨みが染み込んだ雑炊にすると、とても美味しく、そして栄養を逃さずに食べることができます。

寒くなるとさまざまな鍋を食べる機会が増えるので、ぜひ鴨鍋も選択肢のひとつにしてみてはいかがでしょう。

利用しやすい人物という意味合いで「カモにする」や「いいカモだ」という言葉が使われます。

鴨は日没にエサを取りに飛び立ち、明け方に元の場所に帰ってきます。

その習性を利用すると鴨の大群が簡単に捕獲できることから、簡単に捕まえられる人や、だましやすい人を「鴨」と呼ぶようになりました。

鴨が葱を背負ってくる、ということわざ。

これは、好都合であることや願ってもないことのたとえ。

鴨とネギはとても相性が良く、滋養強壮になる鴨と、肉のくさみを消し体をあたためる効果があるネギが揃うと、冬のごちそうである鴨鍋の材料が思いかけず手に入ることからこのようにたとえられています。

それでは、また次の更新をお楽しみに。


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