



この日を迎えるまで184日間。
ついに大阪・関西万博が幕を閉じました。
最後の日の夢洲は、どこか名残惜しい空気が流れていたのではないでしょうか。

初めて会場に行って驚いたのが、キャッシュレス!
今回の万博では、キャッシュレスデビューの声も多く見られました。
チケット購入から飲食、グッズまで、すべてがスマホひとつで完結。
行列ができても、財布を探す手間がない分、会話が増えたような気もします。
未来の日常を少しだけ先取りしたような体験でした。


そんな会場を包んでいたのが、大屋根リング。
太陽の光をやわらかく通し、訪れる人々に心地良い空間を与え、万博の象徴として多くの人を魅了しました。
実は、全国47都道府県から集まった木材で造られた世界最大級の木造建築だそう。
日本中の想いをひとつにつなぐ輪のようですね。
閉幕後、その木材は新しい建物や家具として再び生まれ変わるそうです。
使い捨てではなく、次へと受け継がれていく設計。
「未来へつなぐ」という万博のテーマそのものが、建築に込められています。
未来の便利さも、自然のぬくもりも、どちらもわたしたちの暮らしに欠かせないもの。
未来はもう遠い話ではなく、わたしたちの日常の中にそっと息づいているのかもしれません。

万博の幕が閉じても、街の熱気はしばらく続きそうです。
どうか無理をせず、こまめな水分補給と休息を忘れずに。
これから涼しい風が届く日を楽しみに過ごしましょう。
それでは、また次の更新をお楽しみに。