ハロウィンの歴史は非常に古く、その発祥は2000年以上も前。
ヨーロッパの古代ケルト人が行っていた「サウィン祭」が起源とされています。
古代ケルトでは11月1日が新年で、サウィン祭は1年の終わりである10月31日に秋の収穫を祝うとともに悪霊を追い払い、夏の終わりと冬の到来を告げるお祭りです。
日本でいうところのお盆のように、この日には死後の世界とこの世との間にある扉が開き、先祖の霊が戻ってくると信じられていました。
また、日本のお盆とは違い、先祖の霊だけでなく悪魔や魔女、さまよえる魂なども死後の世界からやってくると考えられていたので、人々はそれらと同じ格好に扮装して仲間だと思わせることで身を守りました。
魔女、ゴースト、ゾンビ、ドラキュラ、ガイコツ、黒猫、狼男、フランケンシュタインといった恐ろしい怪物や怖いものに仮装するのが定番でしたが、近年は多彩になっていますね。
宗教的な意味合いは薄れて、現在では娯楽イベントとしてアニメやゲームの登場人物、映画やマンガのキャラクターの仮装も主流になってきました。
ハロウィンでは例年仮装した人々が集結する大阪・ミナミ。
大阪府警は、警察官と機動隊員で約230人態勢の警備本部を設置し、道頓堀周辺の警戒にあたっています。
また、御堂筋の道頓堀橋には目隠し用の幕が設置されましたが、橋の上での混乱を観るために足を止めてしまう人が出ないように、だそう。
ハロウィンの仮装をしている人もいれば、それを観に来る人もまた多くいるということですね。
事故など何事もなく、楽しめる夜となればいいですね。
それでは、また次の更新をお楽しみに。