夏の風物詩


早朝から蝉の大合唱が始まりました。

蝉の抜け殻を意味する「空蝉(うつせみ)」という言葉には、消え入るような儚い印象を受けますが、蝉が無事に成虫となり飛び立てる確率が低いため、蝉の抜け殻は羽化に成功した証として縁起が良く、幸運の象徴としても考えられています。

枯れ木で孵化した幼虫が土の中へと潜り、長い長い年月を地中で過ごして、羽化したあと力強く空へと羽ばたくその姿から「再生と復活のシンボル」や「心身の飛躍的な成長の前兆」、蝉の抜け殻がなかなか落ちないことから「粘り強さ」や「諦めない」精神を表すものとも言われています。

素敵ですね。

今朝、羽化途中の蝉が路上に転がっていたので、葉と枝で拾い上げて、そっと近くの茂みに移しました。

無事に成虫になり澄み切った空へ飛び立てますように。

それでは、また次の更新をお楽しみに。


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