

紫陽花も少しずつ見納めの季節を迎えます。
紫陽花といえば、ふんわりと丸い花姿を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、日本に古くから自生している「ガクアジサイ」は、少し違った咲き方をします。
写真のような紫陽花を見て「まだ咲ききっていないのかな?」と思ったことはありませんか。
これは、ガクアジサイの見頃の姿です。
意外なことに、この中心にある小さな粒々こそが、受粉して種をつくる「本来の花」です。
その周りを彩る花びらのように見える部分は「装飾花」と呼ばれ、萼(がく)が大きく発達したもので、昆虫を引き寄せる役割を担っています。
わたしたちがよく見かける、ボリュームたっぷりの西洋アジサイは、このガクアジサイをもとに品種改良されて生まれたものといわれています。
西洋アジサイは装飾花がたくさん増え、中心の小さな花が目立たなくなったため、あの華やかな球状の姿になりました。
存在感のある西洋アジサイも、控えめで凛とした美しさを持つガクアジサイも、それぞれに違った魅力があります。
今年はぜひ、花の色だけでなく、その咲き方にも目を向けながら、お気に入りの紫陽花を探してみてくださいね。
それでは、また次の更新をお楽しみに。




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